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④土地情報ってどうやって入手するの?そのコツは?

「土地仕入れの仕事を解説」
土地情報どこかな~?
こうじ
こうじ

土地仕入れは情報が命

土地情報がなければ、なにも始まらない。

転職希望者
転職希望者

土地情報はどうやって入手するんですか?

こうじ
こうじ

土地情報をどうやって手に入れるのか。

具体的な方法やコツを解説します!

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土地情報はどうやって手に入れる? 

「用地職、土地仕入れ営業の仕事の流れ」のブログでも少し触れましたが、今回はもうちょっと具体的にお話しします。

あなたが勤務する会社が過去に土地取引をした経験があり、仲の良い仲介業者がいれば、定期的に土地情報は送られてきます。

会社の歴史が長ければ長いほど、情報の量は増えます。

日々、メールやFAXで届く土地情報を査定していくだけでも結構な仕事量になります。届いた土地情報が全然検討出来ないものばかりで、お礼&お断りの電話をして半日経過なんてこともあります。

とにかく検討可能な土地情報がなければ先に進めませんので、ないならこちらから探しに行かなければなりません。

その場合、土地情報を持っている仲介業者を巡回訪問します。ただし、闇雲に訪問しても効率が悪いですし、そもそも最初はどの仲介業者を訪問すればいいのかわかりません。

どの会社でも、土地仕入れ営業は担当するエリアが決まっていることが多いです。あなたが担当するエリアも、前担当者を含めてこれまでに担当した先輩社員が仲介業者とコミュニケーションをとっているはずです。

ですので、前担当者から仲介業者を引き継ぐ場合は、それほど苦労せずに土地情報を貰うことができます。

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引き継ぎの仲介業者がない場合はどうする?

問題は新しいエリアを任されたり、前任者が担当変更せず、そのまま担当する場合です。このような事態になると、先輩社員からの引継ぎで労せずに土地情報を入手することが難しくなります。

自分の足で稼ぐ、昔ながらのローラー作戦で巡回訪問していきます。

ただし、余程名の通ったハウスメーカーでなければ門前払いをされることもありますので事前準備が必要です。

たとえば、ネットで情報を調べる方法だと、

  •  仲介業者のホームページを調べる
  •  担当エリアの売り土地情報を調べる

などがあります。

土地を売りたい人も、買いたい人もおそらくネットで仲介業者を探しますので、ホームページの内容や土地情報が充実している仲介業者から優先して訪問します。

とにかく仲介業者との接点を増やしてもらえる土地情報を増やしましょう。

そうは言っても一人で訪問できる業者数は限られる・・・

ネットで事前に調べて優先順位をつけて訪問したとしても1日に会える仲介業者はそれほど多くありません。1日5人、月曜日から金曜日までフルに会えたとしても1週間で25人です。全員が土地情報をくれるわけでなはいので効率が悪いですね。

ここで不動産業界の前時代的な慣習が生きてきます。

FAXです!

基本的に営業している仲介業者は事務所所在地の宅建協会に加盟しています。宅建協会のホームページには、加盟している業者のリストがあります。

会社名や住所、電話番号と一緒にFAX番号も記載されているケースが多いです。

自分の担当エリアの仲介業者を抜粋してFAXの一斉送信機能を使って

「土地情報求む!」

「住宅用地求む!」

といった、通称「求むチラシ」を送ります。

求むチラシには会社名以外に、

  • どのエリアで土地を探しているのか
  • どんな種類の土地を探しているのか
  • どのくらいの面積の土地を探しているのか
  • 担当者は自分であること
  • 担当者への連絡先(電話番号やメールアドレス)

などの情報を記載します。

この方法であれば、簡単な操作だけで何百という仲介業者に情報を送ることができます。みなさんの会社にも、オフィス用品やビジネス機器の紹介FAXが届いていますよね。

あれと同じです。

ただし、残念な話ですが、このFAXを見て情報をくれることは少ないです。100件送って、1~2件くらいです。でも1年に1回か2回くらいはこれで土地が買えるので効果はあります。

そして、このFAXのもうひとつの目的は仲介業者に自分を売り込むことです。

初めて訪問する仲介業者でも名刺を切って挨拶すると「あれ、前にFAXくれた人だね~。」なんて会話になったりします。なかには、ホワイトボードにFAXが貼ってあって「いい土地出たら連絡しようと思ってたんだよ。」と言ってくれる担当者さんもいます。

FAXしてすぐに情報が来なくても先々の情報取得に繋がることがありますので意外と効率のいい手法なんですよね。

先輩社員や他拠点からの援護射撃

最後に、一番有力な情報源をご紹介します。
それは、先輩社員や他拠点からの援護射撃です。

すでに現場担当からはなれて管理職になっている先輩社員や、異動で他のエリアにいる先輩社員から土地情報がもらえることがあります。これは先輩社員たちが過去に取引をした仲介業者の担当者さんといまだに付き合いがあり、土地情報をもらっていることがあるからです。

この情報はすでに信頼関係ができているからこそもらえたものなので、契約できる可能性が非常に高いラッキー案件です。

1物件で20区画とか30区画の情報がもらえたらものすごくテンション上がります!
決まれば、しばらく悠々自適な生活が待ってます(笑)

社内営業も大事ですね。

土地情報ってどうやって手に入れるの?まとめ

土地仕入れ営業の第一関門、「土地情報の取得」。クリアできるような気がしてきましたか?

今回お話ししたのは土地仕入れ営業として個人でできることです。これ以外にも、会社の知名度や資金力など個人の力ではどうにもできない要素もあります。

でも、実際に土地仕入れをしていて感じるのは、売主や仲介業者の担当者に気に入ってもらえれば結構買えるってことです。自分の勤務先もそんなに名の知れた大きな会社ではないですけど、それなりに土地買ってますよ。売主からしてみれば、高く買ってくれるところが良い取引先ですもんね。

次回は、

「現地調査、役所調査って何やるの?土地仕入れの調査って難しい?」です。

記事を読んでいただき、ありがとうございました!

それでは、また。

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